労働裁判・判例
非正規の待遇格差訴訟 最高裁で弁論(平成30年6月に判決へ)
「定年後に嘱託社員として再雇用されたトラック運転手が、正社員と同じ仕事を続けているのに賃金が下がるのは、労働契約法20条が禁じた不合理な待遇格差にあたるかどうかが争われた訴訟について、平成30年4月20日、最高裁で弁論が […]
定年後の再雇用 賃金75%減は違法(最高裁で高裁判決が確定)
「定年を迎える前に再雇用の条件として、賃金を退職前の約25%とする(約75%減額する)と会社が提示したのは不法行為だとして、元従業員の女性が、勤めていた食品会社に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁が原告、会社双方の上告を不受 […]
裁量労働制の違法適用 過労自殺で労災認定
「裁量労働制を社員に不当に適用したとして、平成29年末に是正勧告を受けた大手不動産会社で、その適用を受けていた社員が過労自殺し、長時間労働が原因として労災認定されていたことがわかった」という報道がありました。 労災認定さ […]
パワハラ認定 167万円賠償命令(地方裁判所)
「賃貸住宅建設・仲介の大手企業の元社員の男性が、上司のパワハラでうつ病になり、退職を余儀なくされたとして、当時の上司と同社に計約750万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が、平成29年12月5日、名古屋地裁であり、元社員への […]
知的障害の従業員に暴言 大手スーパーに22万円の賠償命令(地裁判決)
「首都圏でチェーン展開をしている大手スーパーで働いていた知的障害のある男性が、パート従業員の女性指導係から暴言や暴行を受けたとして、約585万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は、会社と指導係に計22万円の支払い […]
未払い残業代23億円 大手広告会社が支払いへ
平成27年末の新入社員の過労自殺に端を発した大手広告会社の違法残業事件。その判決が平成29年10月に確定し、法人としての同社に対し、有罪判決が言い渡されました。これにより、刑事事件の手続きは全て終結しました。 同社社長は […]
育休でパタハラ 休職無効を求める仮処分を申し立て
「大手証券会社の男性社員が、10月26日、正当な理由なく休職命令を受けたとして、命令の無効を求める仮処分を東京地裁に申し立てた。男性は、職場で育児休業の取得を機に仕事を減らされるなどの嫌がらせ「パタニティー・ハラスメント […]
過労自殺の研修医の遺族 病院側を刑事告発
「ある市民病院の研修医が長時間の残業により過労自殺をした問題で、この病院では月に170時間を超える残業など違法な長時間労働を放置しているとして、研修医の遺族側が市と病院長らを労働基準法違反の疑いで近く労働基準監督署に刑事 […]
パワハラの控訴審 間接的な退職強要も認める
「医療機器販売会社に勤務していた女性4人がパワーハラスメントを受けたと訴えた裁判の控訴審で、10月18日、東京高等裁判所は、会社側の主張を退け、パワハラがあったと認めた1審の判決を支持したうえで会社側に慰謝料などを増額し […]
うつ病で自殺 和解成立/絶えない過労死等 白書で分析も
「システム開発会社に勤務していた男性が自殺したのは長時間労働が原因だとして、遺族が約1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁であり、同社側が自殺と業務の因果関係を認め、解決金を支払うことで、10月16日に和解した […]