労働裁判・判例
労働裁判の判例を紹介しています。判例結果によっては、さまざまな業種にも影響が広がるかもしれません。気になる裁判の今後の動向に注目です。
1,000円着服で退職金1,200万円を全額不支給 最高裁の判断は適法
乗客の運賃を着服したなどとして懲戒免職となり、退職金も全額不支給となった市営バスの元運転手が、市に退職金の不支給処分の取り消しなどを求めた訴訟の上告審判決が、令和7年4月17日、最高裁第1小法廷でありました。 裁判長は、 […]
厚生労働大臣会見概要 連続勤務による労災認定・連続勤務の上限規制などについても質疑応答(令和7年4月8日)
厚生労働省では、厚生労働大臣の記者会見を毎週2回(通常、火曜日と金曜日)実施し、その概要を公表しています。 令和7年4月8日の会見において、連続勤務による労災認定・連続勤務の上限規制などに関する質疑がありましたので、厚生 […]
「裁判例を見てみよう」に事例を追加〔令和7年3月〕(あかるい職場応援団)
職場における総合的なハラスメント対策のポータルサイト「あかるい職場応援団」から、「『裁判例を見てみよう』に事例が2件加わりました」という案内がありました(令和7年3月11日公表)。 「裁判例を見てみよう」では、実際に裁判 […]
「裁判例を見てみよう」に事例を追加(あかるい職場応援団)
職場における総合的なハラスメント対策のポータルサイト「あかるい職場応援団」から、「『裁判例を見てみよう』に事例が2件加わりました」という案内がありました(令和6年12月20日公表)。 「裁判例を見てみよう」では、実際に裁 […]
「貨物軽自動車運送事業の自動車運転者に係る労働者性の判断事例」を公表(厚労省)
労働基準法上の「労働者」に該当するか否かは、契約の形式や名称にかかわらず、「労働者性の判断基準」に基づき、実態を勘案して総合的に判断されます。 この度、業務委託契約を締結し、個人事業主とされていた貨物軽自動車運送事業の自 […]
定年後の再雇用で基本給減額 「不合理」とする原審を破棄差戻し 高裁で改めて審理へ
定年後に再雇用された際、基本給などの賃金が大幅に減額されたのは不合理な待遇格差だとして、自動車学校に勤めていた嘱託職員2人が定年前との差額分の支給などを学校側に求めた訴訟の上告審判決が、令和5年7月20日、最高裁第1小 […]
外食大手 アルバイトの賃金を1分単位で支払いへ
外食大手の企業「すかいらーくホールディングス」が、現在、5分単位で店舗の勤務時間を計算していたところ、7月1日より1分単位での勤務時間の計算をすることとしたと発表しました。 なお、新管理方式への円滑な移行及び従業員への配 […]
【裁判例】配転命令拒否を理由とする懲戒解雇ー有効
大阪地方裁判所令和3年11月29日判決 配転命令拒否を理由とする懲戒解雇が有効とされた事例をご紹介します。 事案の概要 被告会社の親会社が業績悪化に伴い、グループ会社から3000人の希望退職を募る形での人員削減を発表し […]
「歩合給は残業代ではない」地裁がタクシー会社に支払い命令
「歩合給に残業代を含めることとする会社の制度により、残業代が未払いになっているとして、京都市のタクシー会社の運転手計27人が未払いの残業代などの支払いを求めた訴訟の判決が、令和3年12月9日に京都地裁であり、同地裁は、会 […]
タクシー運転手の残業代をめぐる国際自動車事件 原告側が和解成立を発表
「東京都のタクシー会社に勤務する運転手が、歩合給から残業代相当額を引く仕組みを定めた賃金規則により実質的に残業代が支払われていないとして、未払い賃金の支払いを求めていた訴訟について、令和3年3月10日、原告側の運転手らが […]