年金受給の繰下げを70歳以降も可能とすべき 検討を提言
政府は、9月12日に開催された「第5回高齢社会対策の基本的在り方等に関する検討会」の資料を公表しました。
この検討会は、高齢化に対応する社会づくりを議論するための内閣府の有識者検討会です。今回は、これまでの検討事項を取りまとめた報告書の骨子案が示されました。
その中で、年金受給の繰下げ(老齢基礎年金・老齢厚生年金の支給の繰下げ制度)に関する提言もあり、報道機関も取り上げていました。
具体的には、次のように書かれています。
『年金受給を70歳まで繰下げることにより最大で42%増の額を受け取ることができる現行制度の利用率が低い。就業促進の観点からも十分な周知が望まれる。また、高齢期にも高い就業意欲が見られる現況を踏まえれば、繰下げを70歳以降も可能とするなど、より使いやすい制度とするための検討を行ってはどうか。』
まだ、報告書の骨子の段階で、70歳以降に繰下げた場合の増額率をどうするかなど、具体的な内容に触れるものではありませんが、今後、検討が進められるかもしれませんね。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<第5回「高齢社会対策の基本的在り方等に関する検討会」/配布資料など>
http://www8.cao.go.jp/kourei/kihon-kentoukai/h29/k_5/gijishidai.html