平成30年度予算概算要求 厚労省 過去最大規模の31兆超え
厚生労働省から、「平成30年度厚生労働省所管概算要求関係」の資料が公表されました(資料公表は8月31日)。
総額(一般会計)は、31兆4,298億円と、過去最大級の規模。
30兆円台の要求は6年連続で、平成29年度の当初予算からは7,426億円増えています。
特に気になる「働き方改革」関連の予算は・・・
戦略的な重点要求の一つとして、働き方改革の着実な実⾏に関連する事業に約3,000億円を計上。具体的には、次のような内容となっています。
●同⼀労働同⼀賃⾦など非正規雇⽤の処遇改善
・同一労働同一賃⾦の取組の周知・相談支援 16億円
・非正規雇用労働者のキャリアアップの推進 773億円
●⻑時間労働の是正や柔軟な働き方がしやすい環境整備
・時間外労働の上限規制など⻑時間労働の是正 72億円
(労働時間の縮減等に積極的な企業等への助成⾦の拡充等も含む)
・医療従事者等の業種ごとの勤務環境の改善 48億円
・柔軟な働き方がしやすい環境整備 7.5億円
・産業医・産業保健機能の強化 45億円
●生産性向上、賃⾦引上げのための支援
・介護、生活衛生等の分野における生産性向上の推進 106億円
・最低賃⾦や賃⾦引上げに向けた生産性向上等のための支援 269億円
●その他、「⼥性・若者の活躍の推進」、「人材投資の強化、人材確保対策の推進」、「治療と仕事の両⽴、障害者・高齢者等の就労支援」について、予算が計上されています。
今後の動向に注目です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<平成30年度厚生労働省所管概算要求関係>
http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/18syokan/