男性の育児休業取得者割合が初の5%超え

厚生労働省から、「平成29年度雇用均等基本調査(速報版)」が公表されました(平成30年5月30日公表)。
「雇用均等基本調査」は、男女の雇用均等問題に関わる雇用管理の実態把握を目的に、毎年実施されているものです。
今回の速報版では、育児休業取得者割合に関する調査項目のみが取りまとめられています。その結果は次のとおりです。

【育児休業取得者の割合】
女性: 83.2% (対前年度比1.4 ポイント上昇)
男性: 5.14% (対前年度比1.98 ポイント上昇)

男性の育児休業取得者割合が初めて5%を超えました。
しかし、「2020年に男性の育児休業取得者割合13%とする」という政府目標には遠く及ばず、同省では、「男性の育児参加の機運を高める取り組みが一定の効果を上げたが、まだ低水準」と評価しているようです。

調査結果については、こちらをご覧ください。
<平成29年度雇用均等基本調査(速報)>
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/71-29.html

なお、その他の項目を加えた「平成29年度雇用均等基本調査(確報版)」は、7月末ごろに発表する予定だとのことです。