仕事をしたい者 62~64歳で63.3%、65~69歳39.2%、70歳以降18.1%(厚労省調査)
厚生労働省から、「第12回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)」の概況が公表されました(平成29年11月28日公表)。
この調査は、平成17年10月末に50~59歳であった全国の中高年者世代の男女に対して、家族の状況、健康の状況、就業の状況などを継続的に調査し、高齢者対策などの厚生労働行政施策のための基礎資料を得ることを目的として、毎年実施しているものです。
今回の調査では、平成17年度の第1回調査から協力が得られた19,513人について集計しており、調査対象者の年齢は、61~70歳となっています。
「これからの生活設計」についても調査が行われており、それによれば、「仕事をしていない」者のうち、62~64歳になっても仕事をしたい者は63.3%、65~69歳になっても仕事をしたい者は39.2%、70歳以降でも仕事をしたい者は18.1%となっています。
また、「仕事をしたい」者が希望している仕事のかたちは、「62~64歳」、「65~69歳」、「70歳以降」のどの年齢でも、「雇われて働く(パートタイム)」が23.1%、15.6%、5.8%と最も多く、次いで「62~64歳」では「フルタイム」が19.4%、「65~69歳」、「70歳以降」では「自営業主」が8.7%、4.9%となっています。
潜在的な労働力があるということで、人手不足に悩む企業にとっては興味深い調査結果ですね。
詳しくは、こちらをご覧ください。上記の他にも、「健康の状況」や「就業の状況」などの調査も行われています。
<第12回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)の概況>
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/chukou17/index.html