きりん通信10月2023年 №96♦上手くいかない時、いつも二つの道がある。人のせいにするか、自分が変わるか♦

◆上手くいかない時、いつも二つの道がある。人のせいにするか、自分が変わるか。

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きりん通信2023年10月号 No.96

2023年10月きりん通信NO.96(おもて) 令和5年度の地域別最低賃金 すべての都道府県で正式決定! 令和5年度の地域別最低賃⾦について、各地⽅最低賃⾦審議会 での答申などを経てすべての都道府県から正式決定の公⽰があり ました。発効年⽉⽇とともに、最寄りの地域の地域別最低賃⾦の 額をご確認ください。 使⽤者が地域別最低賃⾦額以上の賃⾦を⽀払わない場合、最低 賃⾦法第 40 条により、50 万円以下の罰⾦に処されます。改定後 の地域別最低賃⾦の額を必ず確認するようにしましょう。
2023年10月きりん通信NO.96(うら) 令和6年度の厚労省予算の概算要求 重点事項に「労働市場改革の推進」など 毎年8⽉ 31 ⽇は、各府省庁が財務省に対して来年度の予算の概算要求を⾏う期限となっています。令和6年度 (2024 年度)の予算について、総額114 兆3,852 億円となりました。厚⽣労働省からはどのような概算要求が⾏われたのでし ょうか。ポイントを紹介します。 令和6年度(2024 年度)厚生労働省予算の概算要求 ●厚⽣労働省の⼀般会計総額は「33 兆7,275 億円」となっています(過去最⼤)。 ●今回の概算要求では、次の3点を柱とし、重点的な要求を⾏うこととされています。 ・今後の⼈⼝動態・経済社会の変化を⾒据えた保健・医療・介護の構築 ・構造的⼈⼿不⾜に対応した労働市場改⾰の推進と多様な⼈材の活躍促進 ・包摂社会の実現 ●このうち、企業実務に特に関連があるのは、『労働市場改⾰の推進と多様な⼈材の活躍促進』といえます。主な項⽬には、 次のようなものがあります(抜粋)。 最低賃⾦・賃⾦の引上げに向けた中⼩・⼩規模企業等⽀援、⾮正規雇⽤労働者の正規化促進、 雇⽤形態に関わらない公正な待遇の確保 ➔677 億円〔625 億円〕 ○ リ・スキリングによる能⼒向上⽀援 ➔1,468 億円〔1,379 億円〕 ○ 個々の企業の実態に応じた職務給の導⼊ ➔0.6 億円〔 ― 〕 ○ 成⻑分野等への労働移動の円滑化、⼈材確保の⽀援 ➔619 億円〔614 億円〕 ○ フリーランスの就業環境の整備 ➔6.2 億円〔3.8 億円〕 ○ 「多様な正社員」制度の普及促進、ワーク・ライフ・バランスの促進 ➔147 億円〔141 億円〕 ○ ハラスメント防⽌対策、働く⽅の相談⽀援の充実、働く環境改善等⽀援 ➔144 億円〔122 億円〕 ○ 仕事と育児・介護の両⽴⽀援 ➔200 億円〔162 億円〕 ○ 多様な⼈材の就労・社会参加の促進 ➔955 億円〔945 億円〕 ○ 就職氷河期世代、多様な課題を抱える若年者・新規学卒者の⽀援 ➔801 億円〔738 億円〕 ★やはり、最近話題の政策には、多くの予算が要求されていますね。要求どおりに予算が成⽴するのか? 具体的にはど のような施策となるのか? など動向をチェックしておくとよいでしょう。 令和 5 年度の予算全体像(歳入と歳出) ★国の予算のお話は、⽇常的な⾦額とは桁外れで、なかなかイメージしにくいと思います。以下は、令和 5 年度の予算の 全体像です。コロナショックの傷が消えるのは、果たして何年先になるのでしょうか。 ◆籏禮泰永氏の名言◆ 上手くいかない時、いつも二つの道がある。人のせいにするか、自分が変わるか。 毎月、沢山の「いい言葉」を眺めながら、今月お届けする言葉を選んでいます。振り返ってみると、だんだん同じような言 葉が並んでいるような気がします。大切なことは、いつの時代も同じということでしょうか。 人生は、「楽な近道」を探すより、「問題とチャレンジを楽しむ」ためにあるのだろうと思います。自分で決断し、自分で責 任を負う。それが人生を楽しむコツかもしれないですね。 今月の名言は、籏禮泰永(ハタレイ ヤスナガ)さん。27億円の借金から復活されたという実業家の名言でした。