夏のボーナス 厚労省の集計結果 3年連続の減少

厚生労働省から、「令和3年 民間主要企業夏季一時金妥結状況」が公表されました(令和3年9月10日公表)。

同省では、労使交渉の実情を把握するため、民間主要企業の夏季一時金妥結状況を、毎年集計しています。

令和3年においては、資本金10億円以上かつ従業員1,000人以上の労働組合のある企業349社の妥結状況が集計されています。

その集計結果のポイントは、次のとおりです。

●平均妥結額は773,632円で、昨年と比較して54,539 円(6.59%)の減。

●平均要求額は808,836 円で、前年に比べ 111,002円の減。

同年の8月5日に公表された経団連の「2021年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)〔最終集計〕」では、平均妥結額が前年と比べて8.27%減少という結果でした。

経団連の集計・厚生労働省の集計ともに、平均妥結額が3年連続の減少となっており、いずれも前年よりも減少幅が大きくなっています。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大による業績悪化の影響が鮮明に表れた形となっています。

来年の夏ごろには、夏のボーナスの平均妥結額の前年比が過去最大の増加幅を記録するぐらい、経済や雇用情勢が回復しているとよいですね。

詳しくは、こちらをご覧ください。

<令和3年 民間主要企業夏季一時金妥結状況を公表します(厚労省)>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20934.html

〔確認〕2021年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)〔最終集計〕(経団連)
https://www.keidanren.or.jp/policy/2021/067.pdf