令和4年度予算概算要求における就職氷河期支援関連施策の取りまとめを公表
厚生労働省では、就職氷河期世代への支援について、「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2019」に盛り込まれた「就職氷河期世代支援プログラム(3年間の集中支援プログラム)」等に基づき、関係省庁と連携しながら、引き続き必要な施策を講じていくこととしています。
この度、内閣官房就職氷河期世代支援推進室が、令和4年度予算概算要求における就職氷河期世代支援関連施策を取りまとめました。その内容が、公表されています(令和3年9月14日公表)。ポイントは、次のとおりです。
●令和4年度概算要求では207億円を要求し、就職氷河期世代の方々への支援を着実に進めていく。
●そのほか、就職氷河期世代に関連する施策(内数表記となっている施策)も含めた合計額は、1,473億円程度。
これも含め、デジタル人材の育成等のリカレント教育(求職者支援訓練におけるWEBプログラミング、地域企業におけるデジタル人材の育成等)、地方への人の流れの創出(地域おこし協力隊、テレワークの導入推進等)、中小企業、農林漁業等への就労支援等を通じ、就職氷河期世代を含めた支援に取り組んでいく。
<新規・増額要求されている主な施策>
・新規就農者育成総合対策
・就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業(新規)
・地域未来DX投資促進事業(新規)
・地域女性活躍推進交付金
・地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業(新規)
厚生労働省は、この取りまとめについて各都道府県関係部局、各都道府県労働局に連絡をし、各地域において就職氷河期世代支援に精力的に取り組んでいただけるよう、対応を進めていくこととしています。新規で要求された施策などがどのように具体化されるのか?動向に注目です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和4年度予算概算要求における就職氷河期支援関連施策の取りまとめについて>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21082.html