雇調金等の不正受給や過払いが令和2年度において約13億円(会計検査院の令和2年度決算検査報告)
令和3年11月5日、岸田総理は、総理大臣官邸で会計検査院の院長から、令和2年度決算検査報告を受け取りました。
その概要は、会計検査院のホームページに公表されています。
さまざまな検査の結果が報告されていますが、次のような点が報道で取り上げられています。
●令和2年度の決算検査において、税金の無駄遣いを指摘したり、資産の有効活用の必要性を指摘したのは210件で、指摘金額は総額2,108億7,231万円。
●新型コロナウイルス対策として支給される雇用調整助成金と緊急雇用安定助成金について、不正受給や過払いが合計約13億円に上る。
持続化給付金についても、不正受給が約5億9,000万円ある(令和2年度における特徴的な案件として紹介されている)。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、調査官が各省庁などに出向いて調べる「実地検査」が十分にできなかったということですが、それでも多額の無駄遣いなどが判明しています。
詳しくはこちらをご確認ください。
<令和2年度決算検査報告の概要>
https://www.jbaudit.go.jp/report/new/summary02/index.html
<令和2年度決算検査報告の特徴的な案件>
https://www.jbaudit.go.jp/report/new/tokutyou02.html