総人口に占める65歳以上の高齢者の割合「28.7%」 過去最高を更新(総務省が敬老の日にちなんで公表)

総務省統計局から、「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-(令和2年9月20日)」が公表されました。これは、「敬老の日」を迎えるに当たって、統計からみた我が国の65歳以上の高齢者のすがたについて取りまとめられたものです。

各種の統計調査の結果が紹介されていますが、主要なものは次のとおりです。

●高齢者の人口(人口推計 2020年〔令和2年〕9月15日現在)
・総人口が減少する中で、高齢者人口は3617万人と過去最多
・総人口に占める割合は28.7%と過去最高
日本の高齢者人口の割合は、世界で最高(201の国・地域中)

●高齢者の就業
・高齢就業者数は、16年連続で増加し、892万人と過去最多
・就業者総数に占める高齢就業者の割合は、13.3%と過去最高
・高齢就業者は、「卸売業,小売業」や「農業,林業」などで多い
・高齢雇用者の4人に3人は非正規の職員・従業員
高齢者の非正規の職員・従業員は、10年間で200万人以上増加
・非正規の職員・従業員についた主な理由は、
男女とも「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最多
・日本の高齢者の就業率は、主要国の中でも高い水準
・高齢者の就業者数、就業率共に2020年4月を底に改善傾向

令和2年9月15日現在において、総人口に占める高齢者(65歳以上の方)の割合が「28.7%」となり、過去最高を更新しています。各企業においては、高齢者の就業環境を整備していくことが不可欠といわれていますが、このような統計調査の結果を見ると、その重要性を再認識させられますね。

詳しくは、こちらをご覧ください。

<統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで->
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei02_01000010.html