新規・再就職の入職率は上昇、転職による入職率は低下(厚労省調査)
厚生労働省は、8月23日、「平成28年雇用動向調査結果の概況」を公表しました。
これによると、昨年1年間に就職や転職をした人が労働者全体に占める割合を示す「入職率」は前年より低下し15.8%。一方、昨年1年間に離職をした人が労働者全体に占める割合を示す「離職率」は前年から変動なく15.0%となりました。
このように、0.8 ポイントの入職超過となっています(入職超過は4年連続)。
なお、入職率は、2年連続で前年水準を下回りましたが、このうち新規就職と再就職者を合わせた「未就業入職率」は0.3ポイント上昇しており、厚生労働省は、雇用情勢は堅調とみているようです。
なお、入職率のうち、転職入職率は0.7ポイントの低下となっており、労働者の安定的な就業が続く中で新規・再就職者が増えている状況にあるといえます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<平成28年雇用動向調査結果の概況>
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/17-2/index.html