年金積立金の運用 2019年度は約8兆円の損失 リーマン時に次ぐ赤字幅

年金積立金管理運用独立行政法人から、「2019年度の運用状況」が公表されました(令和2年7月3日公表)。

これによると、2019年度の運用実績は、8兆2,831億円の赤字だということです。

赤字は4年ぶりで、その大きさは、リーマン・ショックのあった2008年度(9兆3481億円)に次ぐ過去2番目。

四半期別に見ると、第3四半期までの運用は堅調で、2019年12月末時点では9兆4,241億円の黒字でした。

しかし、第4四半期に当たる2020年1~3月期は、四半期ベースでは過去最大となる17兆7,072億円の赤字となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う運用環境の悪化が響いたようです。

ただ、2020年4月以降は相場がやや持ち直し、足元の運用成績は好転しているということです。

詳しくは、こちらをご覧ください。

<「2019年度業務概況書」を掲載しました>
https://www.gpif.go.jp/operation/the-latest-results.html