厚労省 平成28年の人口動態統計を公表 少子化に歯止めかからず
厚生労働省は、6月2日、「平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況」を公表しました。
話題となっているのは、出生数の減少です。平成28年の出生数が初めて100万人を割り込んだと、報道機関も大きく取り上げています。
出生数のピークは、昭和24年(1949年)の269万6638人(第1次ベビーブームの頃)。平成28年は97 万6979 人という結果となり、ピーク時の3分の1程度しかないことになります。
政府目標が1.8程度とされている合計特殊出生率をみてみると、平成28年は1.44と、前年から0.01ポイント低下しています。改善の兆しがみられていた出生率も低下ということで、少子化・人口減少の進行に歯止めがかかっていないことが浮き彫りになっています。
政府は、一億総活躍社会の実現に向けて、働き方改革に取り組んでいますが、それが進めば、出生率も上昇するという青写真を描いています。今回の調査結果を受けて、より具体的に出生率の上昇・少子化の改善に結び付けた政策が打ち出されることになるかもしれませんね。
平成28年の人口動態統計について、詳しくは、こちらをご覧ください。
<平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況>
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai16/index.html