「就職氷河期世代支援プログラム」と「骨太方針の原案」について議論(経済財政諮問会議)

令和元年(2019年)6月11日に、首相官邸において開催された「令和元年第3回経済財政諮問会議」の資料が公表されました。

今回の会議では、「就職氷河期世代支援プログラム」と「骨太方針の原案」について議論が行われました。

就職氷河期世代支援プログラムは、現在30 代半ばから40 代半ばに至っている就職氷河期世代への本格的支援プログラムを、政府を挙げて、また民間ノウハウを最大限活用して、3年間、集中して進めるものです。
支援対象としては、正規雇用を希望していながら不本意に非正規雇用で働く者、就業を希望しながら様々な事情により求職活動をしていない長期無業者など100 万人程度と見込まれています。
この3年間の取組により、これらの者に対し、現状よりも良い処遇、社会参加を促す中で、同世代の正規雇用者を、30万人増やすことを目指すとのことです。

会議後、議長である安倍総理は、「就職氷河期世代の方々への対応は、我が国の将来に関わる重要な課題であり、誰もが活躍でき、安心して暮らせる社会づくりを目指す安倍内閣にとって、喫緊に対応すべき課題であります」とコメントしています。

骨太方針の原案には、就職氷河期世代支援プログラムはもちろん、「Society 5.0 の実現」、「全世代型社会保障への改革」などの実現に向けた注目の政策が掲げられています。
特に、70 歳までの就業機会確保や、これに伴う在職老齢年金の廃止が盛り込まれていることが話題となっています。

詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和元年第3回経済財政諮問会議/資料>
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2019r/0611/agenda.html