令和4年度の介護費用の総額「11兆1,912億円」で過去最高を更新(厚労省)

厚生労働省から、「令和4年度 介護給付費等実態統計の概況」が公表されました(令和5年9月26日公表)。

これによると、令和4年度(2022年度)にかかった介護費用(介護給付費と自己負担)の総額は、前年度から約1,621億円増加し、「11兆1,912億円」となり、過去最高を更新しました。

同省では、介護保険制度が始まった翌年度の平成13年度(2001年度)から、この調査を毎年実施していますが、介護費用の総額は増加傾向にあり、平成30年度(2018年度)に10兆円、令和3年度(2021年度)に11兆円を突破。

令和4年度(2022年度)には、平成13年度(2001年度)の4兆3,782億円の約2.6倍となっています。

高齢化の進展により介護サービスの利用者が増加していることに加え、利用者1人あたりの介護費用も増加しており、増加に歯止めがかからない状況となっています。

詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和4年度「介護給付費等実態統計」の概況>
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/kyufu/22/index.html

11兆円・・・ってどんな金額なのでしょう?
あまりに日常からかけ離れた金額で、あまりピンとこないですね。

令和5年度の国の予算全体は以下の通りです。
社会保障費全体の30%、予算全体の10%弱、というところでしょうか。