3月は「自殺対策強化月間」です 令和4年度の取り組みを公表(厚労省)
厚生労働省は、毎年3月を「自殺対策強化月間」として、自殺防止に向けた集中的な啓発活動を実施しています。このたび、関係府省庁、自治体、関係団体における、令和4年度の取り組みをとりまとめ、公表しました。
昨年の自殺者数は、暫定値で前年を上回り、特に中高年男性の増加や小中高生の自殺者数が過去最多となっています。自殺対策強化月間では、電話やSNSによる相談支援体制の拡充や、主に中高年層やこども・若者に向けて、ポスターや動画による相談の呼びかけなど集中的な啓発活動を実施するということです。増加しているという中高年層の自殺者数については、職場におけるメンタルヘルス対策がその減少につながるかもしれませんね。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<3月は「自殺対策強化月間」です>
https://www.mhlw.go.jp/stf/r4_jisatsutaisakugekkan.html
警察庁から、「令和4年中における自殺の状況」が公表されました(令和5年3月14日公表)。
これによると、令和4年中の自殺者数(確定値)は、1月の速報値より297人増加し、2万1,881人だったということです。
前年確定値と比較すると、874人(4.2%)の増加となっています(増加は2年ぶり)。
男女別にみると、令和4年は、男性の自殺者数が13年ぶりに増加し1万4,746人、女性の自殺者数は3年連続で増加し7,135人。男性の自殺者数が女性の約2.1倍となっています。
職業別にみると、令和4年は、令和3年と比較して、有職者が586人増加、次いで無職者が136人増加したということです。
勤務問題が原因の自殺者数も増えていますが、それについては、職場におけるメンタルヘルス対策がその減少につながるかもしれませんね。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和4年中における自殺の状況>
https://www.npa.go.jp/news/release/2023/20230308001.html