きりん通信1月2023年 №88♦経験は、思考から生まれ、思考は、行動から生まれる♦

♦経験は、思考から生まれ、思考は、行動から生まれる♦

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きりん通信2023年1月号 №88

2023年1月きりん通信NO.88(おもて)
令和4年度第2次補正予算が成立 雇用関係の助成金の見直しの内容は?
令和4年 12 月初旬、令和4年度第2次補正予算が可決・成立しました。この補正予算の内容は、一般会計の歳出総額が 28 兆 9,222 億円。厚生労働省関係では、追加額4兆 7,858 億円(うち一般会計4兆 6,137億円)が計上されており、「賃上げ・人材活性化・労働市場強化」雇用・労働総合政策パッケージ等にも 7,444億円が投じられることになりました。たとえば、雇用関係の助成金については、次のような見直しが行われることになりました。
・物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策に基づく雇用関係の助成金の見直し
□ 企業内における事業展開等に伴う労働者のスキル習得を支援する「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリン
グ支援コース)」の創設
□ 「キャリアアップ助成金」による非正規雇用労働者の処遇改善
□ 「特定求職者雇用開発助成金(成長分野人材確保・育成コース)」を活用した就職困難者の人材育成の推進
□ 賃金上昇につながるスキルアップを目的とした在籍型出向を支援する「産業雇用安定助成金(スキルアップ支援
コース)」の創設
□ 賃金上昇を伴う早期再就職を支援する「労働移動支援助成金」の見直し
□ 賃金上昇を伴う中高年齢者の中途採用の拡大を支援する「中途採用等支援助成金」の見直し
雇用関係の助成金については、令和4年 12 月から雇用調整助成金の特例措置を縮小する(一定の場合を除き、原則的な内容に戻す)こととされ、積極的に物価高の克服、コロナ禍で落ち込んだ経済の再生を目指す方向に舵が切られつつあります。その第一歩といえる見直しが行われました。各助成金の見直しの詳細につきましては、気軽にお尋ねください。
人への投資を本気で考えてみませんか~きりん式成長支援システム~
「いい会社」とは「いい人材」が揃っている会社です。機械はお金を投資して「いいもの」を購入すればいいですが、人間はそうはいきません。高額をかけて高学歴の人材を雇い入れたところで、いい人材が育つ組織風土が備わっていなければ、台無しです。いい人材を育てる為には、お金よりも時間と手間がかかります。「採用と人材育成・定着」今後最も重要視すべき課題のひとつだと考えています。
きりん事務所では、会社と共に人材育成の仕組みを作り、共に運用を重ねていく「きりん式成長支援システム」をスタートしています。
きりん式成長支援システム 今年の自分成長目標はズバリ!
きりん事務所の中でも、きりん式成長支援システムを実施
しています。今年の私の成長目標は、「大勢の人前で話す力の
習得」です。昨年、大反省の失態があり、しばらく失意のどん
底に。自分の大きな弱点を発見しました。今年はこれを克服
しようと思います。
探してみると色々な講座がありました。私の場合、個人を
相手にお話しすることに苦痛を感じたことはあまりないので、
同じことが人前に出ると出来なくなる原因に興味を持ちまし
た。選んだセミナーはこちらです。
自分の目標を達成するために、どんな取り組みをしていこ
うか、セミナー受講以外にも、行動計画を考えています。
従業員一人一人の、「君はここが出来るようになったらもっと仕事が楽しくなるよ」というものを一緒に見つけて、見守っていく。きりん式成長支援システムはそんな組織風土を創り出すためのサポートです。
2023年1月きりん通信NO.88(うら)
「賃上げ・人材活性化・労働市場強化」雇用・労働総合政策パッケージ(厚労省)
厚生労働省は、令和 4 年 10 月 28 日に『「賃上げ・人
材活性化・労働市場強化」雇用・労働総合政策パッケージ』
を策定しました。「人材育成・活性化・賃上げ・労働移動
支援」など、盛り沢山の政策を掲げています。
社員教育や、非正規社員のキャリアアップを支援する助成金も新設されています。
日本は、解雇が出来ない体質に起因するものかと思いますが、G7の 7 か国で比較すると賃金は低い・上がらない。こんなグラフをよく見ます。GDPは高いのに、平均賃金は最下位。今後、賃上げや社員教育をご検討の際には、助成金の活用もご検討下さい。
毎月勤労統計調査 令和 4 年 11 月分結果速報
実質賃金は 8 か月連続マイナス 減少幅は 8 年 6 か月ぶりの大きさ
政府のコロナ対策一択の時代が過ぎ、今年は賃上げ政策が猛威を振るいそうです。労働時間削減は数年前から
かなり押されていましたが、それはコロナウィスルによって半ば強制的に実現されました。今月から毎月、政府
が公表する毎月勤労統計調査の実質賃金をお知らせしていこうと思います。
従業員のモチベーションに繋がる賃金の決定には皆さん苦慮されます。「公平という名の不公平」にならないよ
う、生産性を見極め、適正な労働分配率を把握して、よりよい賃金制度を実現していきたいですね。
物価の上昇に伴い、年金の支給額もアップしました
生涯、国民年金だけを満額納付した場合に受給できる年金の額は、年間 80 万円弱です。
厚生年金に加入したいた場合、将来、どのくらい年金が増えるのでしょうか。
平均標準報酬額に0.5418%を掛けた額が、基礎年金に加算されます。
右の表は、毎年日本年金機構が公表している将来受給できる年金額の例ですが、国民年金は一人の金額であるのに対して、厚生年金は夫婦
二人分です。これでは比較にならないと思いますが、厚生年金に加入していると年金額はかなり高くなるのは事実です。
◆ベンジャミン・ディズレーリの名言◆「経験は、思考から生まれ、思考は、行動から生まれる」
「思考→行動→経験」という方が普通のようですが、ディズレーリの考えは行動と思考が逆です。
「行動 → 思考 → 経験」行動することで、思考(アイディア)が生まれる。思考することで経験となる。出発点は「行動」。「考えてから動く」のではなく、「行動しないことには思考「アイディア」は浮かばない。」と言っています。私自身にとっては、なるほどと、しっくりくる言葉でした。
1804 年~1884 年 ユダヤ人でありながらビクトリア朝で首相を2回も務めた小説家です。