きりん通信5月2021年 №69 ◆◆◆原因はすべて我にあり◆◆◆

◆◆◆原因はすべて我にあり◆◆◆

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きりん通信2021年5月号 №69

2021年5月きりん通信NO.69(おもて)
人材開発支援助成金に沿って成長支援
きりん事務所では、採用1年目には人材開発支援助成金を活用して社員教育を実践しています。
独立した人事部を持たない中小企業では、人材育成は通常業務の多忙に埋もれがちです。人材開発支援助成
金は、名前のとおり、効果的な人材育成を支援します。金銭的な支援はもとより、具体的なカリキュラムを作成し、計画的に教育を実行するための、スケジュール管理として、強力なサポートとなる優れものです。
簡単な助成金ではありませんが、その分実益も大きいと思います。皆さんも是非チャレンジをご検討下さい。
<きりん事務所の新入社員教育訓練計画(6 ケ月訓練)
2 カ月以上 6 カ月以内で、教育訓練計画を作成し、事前の認定が必要です。
【一人あたり助成金申請額】 
賃金助成 ⇒760 円×470 時間=357,200円 + 経費助成:100,000 円 
⇒ 合計 457,200円 
所内スタッフ全員で、サポートしながらのOJTと、外部セミナーを活用して、
プロ意識を持った人材育成を目指します。
均等待遇 均衡待遇 同一労働同一賃金への改革
令和 3 年 4 月 1 日より、新・パート・有期労働法が中小企業にも適用となりました。
世間の注目を集めたのは、契約社員と正社員の手当の違い、賞与の違い、退職金の違いは違法だとされ、その差
額の支払いが命じられた裁判です。(「ハマキョウレックス事件」や「長澤運輸事件」など)今回は、抑えるべき大枠を、出来るだけ簡単にお伝えしたいと思います。
キーワードは「均等待遇・均衡待遇」です。「職務の内容」と「人材活用の仕組みや運用」が同じであれば均等の待遇を、差があるのならその差に応じた均衡のとれた待遇を確保しなければなりません。
職務の内容とは何か?・・・●業務の内容 ●責任の程度
人材活用の仕組みや運用とは何か?・・・●転勤の可能性・範囲 ●人事異動・配置転換の有無
 「待遇」とは何を指すのか?・・・●基本給・賞与・その他手当 ●福利厚生施設の利用 ●休暇 ●教育訓練
必要な対応は、正社員とそれ以外の社員の間に、基本給や手当、賞与、休暇などに違いがある場合は、「アルバイトだから」
という呼称による理由ではなく、責任の範囲や人材活用の仕組みなどの合理的な理由を明確にしておきましょう。
2021年5月きりん通信NO.69(うら)賞与・一時金総額(原資)の決定方法
日本経済団体連合会は、企業における賞与・一時金(ボーナス)の支給実態を把握するため、毎年調
査を実施しています。2020 年の調査結果のうち、今回はボーナスの決定方法についての調査結果概要をお伝えしま
す。(調査対象 2039 社・有効回答率 17.5% 357 社・500 人以上企業 75.1%)
賞与・一時金総額(原資)の決定方法
業績連動方式を導入している企業の割合は 60.1%(前年比+0.6 ポ イント)で、本項目の調査を開始し
た 1987 年以降の最高値を2年連続 (2019 年 59.5%)で更新し、初めて6割超となった。 業績連動の
基準とする指標(複数回答)としては、「営業利益」(57.1%) が最も多く、次いで「経常利益」(35.7%)
となっている。「営業利益」 が最も多い傾向は、産業別と規模別のいずれの区分においても同様で あり、
製造業では6割超(62.1%)を占めている(図表1)。
◆偉人の名言◆◆◆原因はすべて我にあり◆◆◆ 
原因はすべてわれにありという思いに徹してこそ、失敗の経験も生かされ、成功への道がひらける。 
ひとつのミスがあったとき、原因はひとつではありません。当事者はもちろん、管理者である私にも当然責任があります。仕組み作りにも問題があるでしょう。ひとつのミスに対してそれぞれが自己への反省を、自ら考えられる社風を目指しています。「叱り役」も不要でパワハラにも無縁で、成長する社風・・・なかなか難しいですね(;^ω^)
今月の名言は、松下幸之助氏の、「強運を引き寄せる言葉」からでした。