令和元年度新卒者内定取消し等の状況 内定取り消し200人超 コロナ禍で増加
厚生労働省から、「令和元年度新卒者内定取消し等の状況(令和2年9月末現在)」が公表されました(令和2年10月20日公表)。
新規学卒者を雇い入れようとする者(以下「事業主等」)は、内定の取消しや入職時期の繰下げを行う場合、ハローワークに通知する必要があり、今回の取りまとめはそれらの通知内容とハローワークからの報告を集計したものとなっています。
結果のポイントは次のとおりです。
●採用内定取消し状況/各数値は令和2年9月末現在のもの
内定取消しとなった学生・生徒数は201(130)人・79(49)事業所。うち、就職済みは102(54)人。
〔参考〕平成30年度は35人・23事業所
●入職時期繰下げ状況/各数値は令和2年9月末現在のもの
入職時期が繰下げとなった学生・生徒数は1,291(1,289)人・91(89)事業所。うち、入職済みは1,264(1,263)人
〔参考〕平成30年度は0人・0事業所
※各数値の( )内の数値は、うち主として新型コロナウイルス感染症の影響によると考えられるもの
新型コロナウイルス感染症の影響により、内定取消しなどが増加していることがうかがえます。
なお、今回の集計において内定を取り消した事業所のうち1事業所については、内定取消しをした人数が基準(公表基準)に該当するため、事業所名も公表されています。
この事業所名の公表については、内定取消しが「事業活動縮小を余儀なくされているとは明らかに認められない」などの場合に、求職活動をする学生の適切な職業選択に役立つよう、厚生労働大臣が実施できることになっています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和元年度新卒者内定取消し等の状況(令和2年9月末現在)を取りまとめました>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000178038_00006.html