第4次安倍第2次改造内閣発足 新たな内閣の基本方針も閣議決定

令和元年(2019年)911日、第4次安倍第2次改造内閣が発足しました。

19閣僚のうち17人が交代。うち、初入閣が13人となっています。

「政権の安定性、継続性が重視されるとともに、多数の政策通が配置され、内外の重要政策課題を力強く進めていくことのできる強力な布陣(経団連)」、「これまでの実績に裏打ちされた強力な布陣(日商)」といった、期待を込めたコメントも寄せられています。

しかし、女性閣僚が、改造前から1人増えたとはいえ、2人にとどまった点は、女性の活躍促進を掲げる内閣としては、少し寂しい気がしますね。

 

同日の初閣議では、新たな内閣の「基本方針」も閣議決定されました。

その中で、社会保障改革については、次のようにまとめられています。

<全ての世代が安心できる社会保障改革>

子どもたち、子育て世代に大胆に投資し、幼児教育・保育の無償化、真に必要な子どもたちの高等教育の無償化を実現する。現役世代の負担軽減のため、成長と分配の好循環により、希望出生率1.8、介護離職ゼロの実現を目指す。いくつになっても、意欲さえあれば、学び、働くことができる、生涯現役、生涯活躍の社会を実現するため、労働制度をはじめ社会保障制度全般の改革を進める。

少子高齢化に真正面から立ち向かい、誰にでも、何度でもチャンスがあり、多様性に満ちあふれた、女性活躍、一億総活躍の社会を創り上げる。

 

安倍総理は、初閣議の冒頭でも、「新たに全世代型社会保障検討会議を設けます。人生100年時代を見据え、70歳までの就業機会の確保、年金受給年齢の選択肢の拡大、さらには医療、介護など、社会保障全般にわたる改革を進めます。」と述べ、来週にも第1回の会議を開催できるように準備に取り掛かることとしています。

社会保障制度改革がどのように進められるのか、動向に注目です。

 

詳しくは、こちらをご覧ください。

<第4次安倍第2次改造内閣の発足>

http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201909/11naikaku_kaizo.html

※関連リンクから、記者会見や基本方針の詳細もご覧になれます。