睡眠不足による交通事故を防止へ 自動車運送事業者が運転者に対して行う指導及び監督の指針やマニュアルを改訂(国交省)
国土交通省では、睡眠不足による重大な交通事故が発生していること、事故発生時や積雪時等の緊急時の対応や安全確保が不十分である事案が発生していること、被害軽減ブレーキや車線逸脱警報装置等の運転支援装置を備えた車両が普及してきていること等を踏まえ、「自動車運送事業者が運転者に対して行う指導及び監督の指針」(告示)に、これらに対応する内容を追加するための改正を行いました。
また、この指針を具体的に実施する際の手引き書として公表している「自動車運送事業者が運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル」についても、指針の改正に関する内容を盛り込んだ改正を行いました。
この度、これらの改正後の指針やマニュアルが、同省のホームページに公表されました(平成30年6月1日公表)。
なお、これらの指針・マニュアルのほか、睡眠不足による交通事故の防止について運転者を指導及び監督する際の一助として、「睡眠不足対策の強化に関するQ&A」も公表されています。
これについても、活用して欲しいとのことです。
Q&Aの例
Q 今回の改正の対象は、自家用自動車の運行や貨物軽自動車運送事業も含むのでしょうか。
A 自動車運送事業者を対象としていますので、自家用自動車の運行は対象ではありませんが、貨物軽自動車運送事業は対象となります。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<バス、タクシー、トラック運転者教育を充実
~睡眠不足による交通事故を防止するための教育内容についても記載~>
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000344.html